8月6日、BTOBリーダーのウングァンが入隊するというニュースが飛び込んできた。バイト帰りの電車の中で頭が真っ白になった。なんの冗談かと思ったしその日は泣きながら帰った。その5日後、私は韓国へ行く。
私がBTOBというグループに出会って、もう一年半が過ぎました。
この２週間ぐらい色々ありすぎて、あっという間に過ぎていきました。もう少しでペン卒するぐらいの勢いすらあった。
ざっくり言うと、「ウングァンが突然入隊発表したので、週末のスケジュールを全部蹴ってソウルコンに行って来た」という話です。
いつか思い出して「あの時こんなんあったな」って笑うぐらいの気持ちで書きます。(笑)
ことのいきさつ
今回8/10~12で開催されたBTOBのソウルコンですが、前述した通り、元々行かないつもりでいました(バイト&11日に他ドルのライブがあった)。
90lineの兵役が近付いていることは薄々分かっていましたが、なるべくそれを感じないようにして過ごす日々。全員で再契約もしてくれたし、「冬ぐらいに何かイベントあるやんな」と思っていたし、９月から韓国留学に行くことになっていたので、渡韓してからウングァンのミュージカル(위대한쇼맨)を観に行こうとしていたので、今回ソウルコンは早々に諦めていたのです。そもそもソウルコンがこのタイミングで発表されたこともびっくりだった。
私がこれまでBTOBの現場に行ったのは、MOVIE以降のイル活数回だけです。お金の都合とか、そもそも予定が合わないとかで、ペンミ・ライブも全く行ったことがなく、番組見たりアルバム買ったり投票したりFA描いたり、いわゆる茶の間スタイルのオタクでした(もっと会いに行けばよかった…と後悔しかない)。でも私の中ではこれも立派なオタ活だったので異論は受け付けない。
さて、ウングァンのミュージカルを見に行こうとしてたという話ですが、8月になってやっと2次スケジュールが出たので、めちゃくちゃワクワクしながらキャストの詳細を開きました。これからいつ行こうかな~なんて考えながら。
>>？？？<<
ヤバい。8/29以降に名前が無い。全く無い。
これを見て即座に「9月以降舞台には出ない」と悟りました。でも、アレコレ調べてみると、9月に海外スケがそこそこある。その関係かな…とも思いました。10月ワンチャンあるよなって思いました。その時は。
どのみちミュージカルは観に行けないことがほぼ確定して、この前の舞浜のペンミにも行かず、ソウルコンにも行けないなら、次会えるのがいつになるか分からない…ショックすぎて翌朝비가내리면~聴いて泣きながら出勤した。
その日の帰りです。
いつも通りTwitterを見ていると「BTOB ソ・ウングァン 8/21現役入隊」の文字が見えて、久しぶりに血の気が引くというのを味わいました。呆然としすぎて帰宅中3回ぐらい車に轢かれかけたし、プレイヤーがBrother Act再生するし、guitar聴いて前回のソウルコンのめちゃくちゃカッコいいステージ思い出して泣きながら歌って帰って、家で親に「顔死んでるよ」って言われて。自分でも何やってるのか分からなかったけど、そのぐらいショックだった。
まだ全然会えてないし、何も話せてない。早すぎるやろ、もう行ってまうんか、と。
正直、正直言うと、今から「帰ってくるまで待ってるよ！」って言える自信がありませんでした。
私は今年、韓国留学を理由に大学を休学しました。さすがに２年後には卒業もして就職している(だろう)し、思いきってオタクをするのは学生の間だなと考えていたので、この先ウングァンに会える機会は減るかもしれないし、これから他のメンバーも入隊していくし、完全体のBTOBも多分数年は見れない。
その間に私のほうが違う道に行ってしまう気がして、決めつけてしまうのも苦しいんですが、これが最後だと思いました。
もうそうなれば、今しかないなって、一晩悩んで、8/11のソウルコン行きを決めたのです。
そもそも予兆はあった
ソウルコンの話の前に、彼の入隊について。
そもそもなんですが、入隊の噂とか予兆みたいなものはありました。それも７月末のこと。
今ウングァンがDJをしているラジオにApinkのメンバー出演した回で「ウングァンが、ボミに"来月入隊する"って話をしてる」
って話が韓国のメロディー間で広まってました。確か7/24ぐらい(音声が入ってる訳じゃなかったから憶測で話を広めない方がいいって指摘されててすぐ消されてたはず)今回の入隊発表でまた出回り始めたけど…↓
https://twitter.com/YeonieLight/status/1026373323356233728?s=19
「ミュージカルもあるのに、来月はさすがに突然すぎる(笑)」とか「せめて年明けだよね？」ってフォロワーさんとも話をしてて、気付いたらそれも軽く流れていきました。ミニョクは日本でリリイベ真っ最中だったし。にしても最初に言及した人すごいな。ノストラダムスもびっくりだな。
なんで放送の場でそんな話してたんでしょうね？真実は本人しか知らないんだなぁ。
今思えば、このタイミングのソウルコンも、ミニョクのソロ活動も、ブルーのカムバックも全部、計画的に仕込まれてたスポだったのかもしれない。
この前発売した雑誌haru hanaでミニョクのインタビューが載ったので買って読んだときに「ボーカルラインの中でユニット組むなら？」って質問があって「ウングァンと別れのステージ(笑)っていうのは冗談で~」って書いてあるのを思い出しました。
イル活をしてた時点で、ウングァンの入隊は聞かされてたんだなあと思います。もっと前から知ってたんかな。ハモの件もあったので、彼は一体どんな気持ちで、二週間も日本で過ごしたんだろうか。……구공탄…(号泣)
チケッティングのこと
行こうと決めたのはいいけど、すでにもう8/7。コンサートまでもう4日しかない。バイトも9連勤真っ只中で、準備とはいうけど何もかもギリギリでした。まず安い航空券が全然なかった。夏休みだしなおのこと高い。出費をおさえないといけないオタクには厳しい現実。
なんとか時間が合いそうな往復券を探して六万円で購入しました。その時の銀行残高総動員しても足りなかった。普段往復LCCで飛ぶ身としては勇気要りました(しかも大阪→チェジュ島経由ソウルとかいう意味不明な航空券)。親にもドチャクソに怒られた。
（こんな旅程今まで見たことない）
それから、日曜日のバイトを謝り倒して休みに変えてもらって、もともと行く予定だった某グループの大阪公演もドタキャンしました。譲っていただいたチケット、申し訳なかったです。本当にごめんなさい。
各方面で死にかけたけど、皆が優しくて本当に良かったです。ありがとうございました。人の優しさで生きています。
私は本当にたまたま都合を合わせられる状況だっただけで、行けない可能性も十分あったから、数日間気が気じゃなかったです。かといって近くにメロディの友達がいるわけじゃないし、誰かに言える話でもなく、一人で毎日泣いてました。情緒不安定すぎる。
公演のチケットも、最初は韓国のメロディの友人にお願いしました。(これは現場での身分証提示の関係でダメになって、9日に自分で取り直した)
ソウルコンが初めてだという事と、もう冷静な思考じゃなかったので、よく調べもせず「どこでもいいからとにかく席を取ってほしい(泣)」と友人に頼み込んでました。真似したら現地で泣くことになるよ…。
実際メロンチケットグローバルはめちゃくちゃ簡単に登録できたし、とにかくその場に居れたら良かったので席にもこだわりはなく直前でもなんとかなった。ただ自分で取り直した時、席の変動がすごくて夜中にサイトと格闘した。
当日の朝便で行って翌朝1番の便で帰るスケジュールだったので、空港に前泊して、夜コシテルに一泊(21000W)することに。どっちも安眠はできなかったから、後々めちゃくちゃ眠くなりました！
コシテルではチェックインが夜遅くなって建物の鍵開いてなくて、酔っ払いパリピの沸く新村であやうく野宿になるかと思って怖かった。なんとかなりましたが、こういうとき誰かいれば心強いんやろうなと痛感した。これまでの渡韓は全部1人だったからそろそろ誰かと行きたいなって思いました。
一人行動は好きだし慣れてると思ってたんですが、今回は気分的にもちょっと苦しかった。
ほかにもトランジットで降りたチェジュ空港の税関ですごい剣幕で止められたり、韓国語勉強してるくせに現地で全然話せなくて困ったり、コシテルに入れたと思ったら廊下が水浸しになってたり…色々びっくりすることはあったんですが、なんとか生きて帰ってこれました。
とりあえず隠キャには夜の新村はレベルが高すぎた。それと自販機には1000W札しか入らないことを学びました。夜中に食べに行ったスンデクがあまりにも美味しかったな…（）
(やっと)ソウルコンの話
チェジュ→ソウルの飛行機がちょっと遅れていて、15:30ごろオリンピック公園駅に到着。フォロワーさんに代理購入を頼んでいたペンライトを受け取って、ライブ客目当ての怪しい屋台で水を買って、コピーグッズにたかる人を見ながら会場に向かいます。ずっと地下とか建物の中で移動していたので、久しぶりの外は本当に暑かった。ソウルは快晴でした。
Twitterで見たあの看板が見えて、本当に来たんだと実感しました。めちゃくちゃワクワクしました。念願のラッパのペンラ、箱から出したとき、可愛すぎてびっくりした。私にとって初めての韓国のペンライトでした。死ぬほど嬉しかったです。
チケットも無事に貰えて、列に並んで、米花輪に感動して。まだ始まってもないのに心の底から来てよかったと思いました。
座席についたら紙スローガンが置いてあったんですが、アンコールサプライズをするみたいで、すごいなぁと思った(語彙力)。ポゴパ、うろ覚えでごめんな。
会場は浅く広くって感じの作りで、二階の座席なのにすごく近く見えた。花道(？)もたくさんあって近くに見えるときは本当に近かった。
コンサートが始まって、最初の5分ぐらいVCRがあったんですが、使ってた映像が懐かしくて、気付いたらもう泣いてた。本人たち出てきてないのに号泣した。隣の本国メロディさんビックリさせたかもしれない。
一曲目はThe feelingでした。いきなり泣かせてくるやつです。もう3曲目ぐらいで(언젠가やったかな)クライマックス感ありました。なんなら楽しいMOVIEでも泣いた。とにかくずっとえんえん泣いてた。블루문もめちゃくちゃよかったな。今回のタイトル曲以外だと一番好きな曲だったしこれは生演奏で聴きたい~って思ってたので…びとびにジャズ曲は大正解。
韓国語のMC全てを理解できるわけではないので、何となく単語を拾って内容を咀嚼して、周りの反応に合わせながらトーク聞いてました。(笑)たまに理解できないことがもどかしくて悲しかったですが、これはもう仕方ありません。
ソロステージの演出もとても好きでした。ピアノ弾く色っぽいヒョンシク、At The Endのチャンソプ、ALL DAYを韓国語で歌うミニョク、ソンジェとプニのステージは赤スーツのソンジェ、ゴリゴリのラップするプニ、ノリノリの楽曲でめっちゃかっこよかったなぁ。椅子の座り方がギャングスターすぎるイルンちゃん。
ウングァンのステージがいつまでも始まらなくて、あぁきっと最後にするんだと思って泣けた。
デビュー当時の映像を再現したステージがあったんですが、みんなそのとき(風)の衣装を着て出てきたとき、全然似合ってなくて、6年の歳月の残酷さを知った。私はそのうちの1年半しか知らないけど、みんな大人になってしまってBIIBじゃなくてもう完全にBTOBなんだって思った。特にヒョンシクのミスマッチ具合にびっくりした。
でもイルン見たときはさすがに「細すぎるよ~~！！！！(泣)」って叫びました(気持ち悪いな)
トーク中、みんながウングァンイヒョンが、ウングァンイヒョンがって言ってるから、なんか途中からウングァンのお別れ会みたいになってて。
それでも面白くしようとして、色々話してくれるイルンやソンジェとか、みんな本当にこのヒョンが大好きで大好きで、きっとめちゃくちゃに悲しいんだろうけど、泣かないように必死になってるみたいに見えて、私はずっとボロボロ泣いてました。心が苦しかった。
個人的に1番嬉しかったのが、기도が聴けたことでした。今回と前回のアルバムの曲メインだったので、もう聴けないかなって思ったんですよね。初日のネタバレとかセトリも見なかったから何歌うのかも全く知らなくて。
思い返せば、私がBTOBにハマったきっかけも기도でした。2016年にたまたま年末の音楽番組で見て、「この曲好きやなぁ」と思ってYouTubeで検索して、それからずっと聴いてました。しかもあのMV、オタクみんな好きなやつでしょ？！私は大好き。
いつかのBTOB TIMEのライブの動画を見たときに、NEW MEN→기도の流れがあまりにもかっこよくて、鳥肌がたったの覚えてます。기도はいつか絶対ライブで見たいとずっと思ってました。
めちゃくちゃカッコいいguitarのステージにわぁーってなってたら、기도のイントロが流れ始めて、もう引くぐらい泣きました……。全部完璧に覚えてる掛け声もほとんどできなかった。人生の目標は達成したぐらいの気分でした。終始「あ~~~;;」とか唸ってたから、隣の本国メロディさんにこの人ヤバイ…と思われたかもしれない。ごめんなさい。とりあえず終始挙動不審すぎたので隣のメロディさん本当にごめん…の気持ちです。かっこよかった。
アイスブレーカーで着ぐるみで出てきたラップライン可愛かったけど、ちょっと暑そうだった。ミニョクうさぎのしっぽが取れたときのプニの「オーマイガッ！！！」が面白くてかわいくてめちゃくちゃ笑った。ここで3時間の中で一番笑ったかもしれない。
비가 내리면…良すぎた…やっと出せた曲なのに、もうライブで歌うことはしばらくできないのかと思うと悲しくなった。
「雨が降ったら、僕の心に降ったら、僕らともにすごした最後の夜を思い出す」ってまさに今この瞬間だよ。私ここの歌詞が一番好きです。
「感動的なステージですよ」って言われて始まったウングァンのソロは、なんだかよく覚えていません。みんなただ静かに聴いてて、彼がただただ歌が上手かったことは覚えてます。
너 없인 안된다でチャンソプが"서은광 없인 안된다"って歌った時、完全にメンタル崩壊した。無理すぎた。この状況が辛すぎる。
アンコールの그리워하다と우리들의 콘서트は今まで聞いた中で一番よかった気がします。会場みんなで歌ったのが楽しかったです。もう本当に最後だな、これで終わるんだと思いました。
ステージに投げられるスローガンとかぬいぐるみとかカチューシャとか。それを拾っていくメンバー。ソンジェは頭に付けすぎ。
ミニョクが投げ込まれた花をウングァンに渡したところを見てしまいました。구공탄でまた泣いた。
最後まで残って笑顔で手を振り続けてはけていくウングァンが素敵だった。
めちゃくちゃ泣きましたが最高の3時間でした。無理して行ってよかったです。
思えばこの1年半ずっと、ウングァンの事ばっかり追いかけてました。この界隈に来てから3年、その半分ぐらいは彼のことばっかりだった気がします。雑食で飽き性の私が、ここまでずっと一人のアイドルを見続けてることが奇跡です。
それぐらいの魅力が彼にはありました。面白くていつも笑ってて、驚くぐらい優しい人で、自分の立場に謙虚で、彼の紡ぐ言葉は全部とても綺麗で。すごい人だと思ってました。多分、アイドルとしてじゃなく、人として大好きだったんだと思います。気付いたらソウングァンという人間の存在が大きくなりすぎていて、ぽっかり穴が開いたみたいな気持ちです。
なんとなく彼を最後の推しだと決めていました。この先、私の中で彼を超えるアイドルはもう誰もいないと思います。
永遠の別れじゃないから、早く帰ってくるから、なんてウングァンも言ってたけど、結局時間は早巻きできないんだから、そんなずるいこと言わないでくれよ。悲しくなるから。
これを書いてる途中、ライブの最終日を迎えて、ミニョクの入隊の話も出てきて、8/13には最後のV LIVEを見ました。ルーレットで次期リーダー決めたりしてて、相変わらずだなぁと笑って見てたのに、ウングァンが「ちょっと怖かったんです」「二年の間に離れるファンもいるんじゃないかって」「でもコンサートのとき、"ここにいるメロディは待っていてくれる"と、確信しました」って言ってるの聞いてまたボロクソに泣きました。
あのラッパのペンライトを使うこと、あの大きな会場で青い海を見ること、次は何年先になるのか、むしろもう無いような気さえしてるのに、待つしかないじゃないですか。
韓国に行ったらたくさん会えるつもりでいました。推しには会えるうちに会っとけって思ってたはずなのに、全然そうできなかったです！あと1年待ってほしかった、そんな気持ちでいっぱい！
皆さんもいつか後悔しないように推しにはたくさん会ってください。
最後に！2日目のライブでウングァンが「自分の名前の由来」について話してくれた内容が凄く素敵で、帰ってきてから翻訳しました。よかったら見てください。
BTOBというグループに出会えて、ソウングァンという人に出会えて、本当に幸せです。あのソウルコンの日から色んなことたくさん悩んだけど、やっぱりBTOBもウングァンもめちゃくちゃ好き。大好きだ。
これからもゆっくり7人の未来を応援していきたいと思います。
いってらっしゃい！またいつか！！
20180821
